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【産業動向】米イ緊張、台湾半導体業界は3月末収束の見方 DIGITIMESレポート
2026-03-16 12:00:16
調査会社DIGITIMES Researchは2026年3月12日付レポートで、米国・イランの軍事衝突により世界経済に対する下押し圧力が増大する中、米トランプ大統領が再び「Trump Always Chickens Out(TACO)」すなわち「トランプはいつでも尻込みして退く」と称される朝令暮改の意思決定パターンを採用するため、緊張は緩和に向かい、26年3月末までに沈静化する可能性があるとの見方が、台湾の半導体業界に広がっていると伝えた。


レポートでDIGITIMESは、イランが世界有数のエネルギー輸送ルートであるホルムズ海峡の封鎖を示唆したことで、石油供給の途絶や世界経済への影響に対する懸念が一時的に高まったものの、トランプ大統領は、衝突は3月末までに徐々に沈静化するとの見通しを示したと紹介した。また、台湾の半導体業界では、今回の衝突は比較的短期間で収束するとの見方が少なくないとし、戦争は米国とイラン双方にとって巨額の負担となるため、長期化は現実的ではないと見られているとした。

DIGITIMESの伝えた複数の半導体業者は、実業家出身のトランプ氏は政治・経済・金融市場の圧力を総合的に考慮しながら判断を下すとし、衝突や貿易摩擦でいったん強硬姿勢を示した後、最終的には交渉に転じる傾向があると分析。市場ではこの動きを「TACO」と呼ぶこともあると評した。

レポートは、これまで米中貿易摩擦、ロシア・ウクライナ戦争、中東情勢の緊張等を経験してきたが、世界の半導体産業は長期的には成長軌道を維持してきたと指摘。地政学リスクが一時的に後退すれば、投資資金は再びAI(人工知能)関連のサプライチェーンへ流入するとの見方が台湾では広がっているとした。

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